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2006 11,26 21:29 |
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遺跡の中で初めて迎えたひんやりとした朝、思いの外寒くは無い。
醍「あァ、基本単独行動だったがキルの組とは一番状況合わせしていたな。 駿斗「ええ、随分と女性に声を掛けたり掛けられたりしていたそうで…」
駿斗「へえ、にしても随分と女性の知り合いが多いんですね。 醍「元々殆ど圭の知り合いだっつの、ついでに俺で遊んでるってのが正解だと思うぜ?」 駿斗「若干引いてる女性もいましたが概ね女性からの対応は友好的ですし微妙に惹き付けてる部分もアリと」 醍「話聞けよお前」 駿斗「見ず知らずの幼女をも惹きつけてましたしね」 醍「それは俺に言わず本人に聞いて来い」 キル「スイ、フレア、カエデ、クー、あとヒナ? 醍「頼むからお前は喋ンな」 駿斗「おやおや、随分と都合が悪いみたいですね」 醍「誤解がデカくなってくだけだっつのッ!!」
醍「そりゃ俺が脱ぎたかっただけだが何か」
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
そんな問答を大声でしていたら圭が起きてしまったので、それを機にとりあえず終了。 ヴン…っ キルがプログラムを起動させ手を翳すと、情報が出ている範囲のマップグラフィックが中空に現出する。
醍「あン?」
テコテコテコテコテコテコ 目を擦りもう一度確認。 サソリはともかくサボテンは歩いてていいのかオイ。
圭「雑草よりはいいんじゃないかな、可愛いと思うよ?」 醍「適応早過ぎンだよお前」 PR |
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2006 11,17 22:06 |
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一人、また一人と招待状により呼び出された者達が島へ次々に辿り着く。
「―――うぉァ?!」
どっぽーん。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
「あァ初っ端からコレかよ、ウゼェ…」
「あ? おう、やっと着いたか」
少女― 式村 圭(しきむら けい)。
醍「どうしたも何も、続きに決まってンだろ。 圭「あ、やっぱり…暫く出て来ても大丈夫な様に家の用意しといたから良いんだけど」
醍「う…そりゃ心配かって言やァ心配だけどよ」
圭「うわ、羨ましいくらいに熱々だぁ…」
圭「な?! な、何のことかな…」 醍「(ニヤニヤ」 圭「…私だって好きな人に会えないのは寂しいですっ …もうっ。」
そんな兄妹の後ろに少年の人影が一つ、思い出す様に醍の方を注視している。 ??「…うぇ、やっぱアンタかよ」 醍「あァ? ……お前、美作駿斗(すると)か? 何でこんなトコにいるんだよ、オイ」 圭「え? 何この展開? えーと、知り合い?」 醍「元生徒」 圭「その生徒さんが何でまたこんな所に…?」 駿斗「わかんねぇかな、まあ何から言ったらいいんでしょうね」 醍「グダグダ言われても困るから手短に言えばいいぞ」 駿斗「んじゃ手短に。 ドウモ紗夜、姉がお世話になってまス」
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
暫しの間言葉を交わした後、少年は「準備をしに戻る」と言い離れていった。
醍「おう、つーか名字一緒ってコトすらすっかり忘れてたぞ。 さっき口に出してアレ?ってよ」 圭「兄さん、うっかりは程々にね大事な所なんだから。 あ、と…そうだ。
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