式村さんち。
主に栗鼠ゲー(現在Sicx Lives)回りの雑記やらネタやらを投げ捨てたりブン投げたり。
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2007
04,04
02:24
日記21日目(完全版)
CATEGORY[日記]
突っ掛かってきたミニデビルを問答無用に叩き潰した。
が、気分が晴れるワケもなく。
手の平の上には紗夜から御守代わりにと贈られた首飾り……のパーツ。
ゲファが大部分を回収してたお陰で全部は集まったようだが…。
≪奴はとんでもない物を盗んでいきました、貴方の…≫
うっさい黙れ。
……暴れても何してもイライラが取れねえ、畜生。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
不機嫌が治らないまま時間が過ぎ、壁にもたれ掛かって座っていると
周りに誰も居ないことを確認しつつ駿斗が不意に話しかけてきた。
駿斗「お、おにいちゃ ……おい式村義兄(仮)コンニャロウ」
…余りの状況に一瞬
お前は何を言っているんだ
と
口から零れそうになる。
余程変な顔をしていたのか、駿斗は何かブツブツ言いたげな顔。
醍「…あ? どうしたよお前」
駿斗「紗夜にアンタの事【おにいちゃん】って呼ばないと嫌い!
とか言われたンですよ。しょうがねェでしょう」
律儀だなお前。
醍「まあ式村シキムラと呼ぶにも限界はあるからなァ…かといってお兄ちゃんはねえだろ、圭でも言わん」
駿斗「鳥肌越えて蕁麻疹出てきますよ……
兄貴なんてのも御免ですぜ」
醍「フツーに兄さんでもムリか、やっぱ」
実際の所、駿斗は俺の事を生徒時代含めて今迄「式村」という名字以外の呼称で呼んだ事が無い。
ついでに駿斗の家族に兄という存在はいなかったハズ。
いきなり呼べと言った所でそりゃあ無理もあるだろう、だから俺は強制しない。
駿斗「……まぁ、考えときます。
所で、まだ不貞腐れてンです?」
醍「…少しは、な。
油断した俺自身が一番ムカツくけどよ」
駿斗「義兄(仮)のツラが怖えェってベメルサンもドゥンサンも怯えてますぜ。
キルサントコのゲファサンに至っては泣いてますし」
醍「キルのは普段から泣いてるッポイんだが、まァ…
ったく、しょうがねェ」
核心を突かれる、いや寧ろ駄々漏れなだけか。
だがそろそろイライラするのも疲れてきた、丁度良い。
醍「ちょっと顔洗ってくる」
そう言い残し、近くにあった水場に顔を洗いに行く事に決めた。
少しは気分も晴れるだろう。
駿斗「アンタは他者の攻撃を受けて革紐が切れた。
テメェの不注意で引っ掛けて切った訳じゃねェ分マシじゃねェの。
少し話があるンで出来れば後で時間を拝借してェンですが」
背中越しに駿斗の声が聞こえる、とりあえず
「おう、ンじゃ後でなー」
と返事をしておく事にした。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
駿斗「もう用事は済んだンで?」
醍「顔洗ってきただけだしな、少しはスッキリしたからマシになってると思うぜ」
駿斗「ベメルサン達が怯えねェレベルにはなってると思いますよ。
で、話なんですが」
十数分後、戻った所を駿斗に呼び止められる。
気持ち分普段の顔に戻ってる気はする、その顔を見て納得したのか早速本題を切り出してきた。
駿斗「義兄(仮)がスキャンダルは嘘だっつーンで紗夜に電話かけたンですよ。
その記述のある記事を保存してたらしいンですが見当たらねェそうで」
ちなみにスキャンダルってのは「俺が生徒を孕ませて囲ってる」とかいうトンデモねぇ内容のアレ。
事実無根にも程が。
最初はそんな話をしていた知人を疑ったが、それは冗談話だったらしい。
醍「どこか変なトコに置いたの忘れた、とかじゃあ無くってか?」
駿斗「紗夜の部屋の机に置いてたそうですよ。
紗夜ン所に届いた郵便物の詳細を聞くか現品をこっちに送らせて検証したかったンですがねェ。
仕方ねェから今回のスキャンダルは根も葉もねェって事にしときますよ」
醍「分かンねェ事だらけだな、差出人もどうやって紗夜の家の住所を知ったのかも。
おう、そうしとけ。
隠し事が出来る程器用でもねえ、って駿斗がよく知ってるだろうしな」
浮かんでいた疑問の一つを口にすると、駿斗も同じ様にモヤモヤした表情を浮かべていた。
つまりお互い同じ箇所に疑問を抱いていたらしい。
駿斗「そう、そこが問題なンですよ。
紗夜の記憶によると消印も切手も宛名も無かったそうで。
真っ黒い封筒なんて珍しいからはっきり覚えてるんだよ、との事ですぜ。
まぁ、義兄(仮)が隠し立てしても態度に出そうですし。
一応信じときますよ」
醍「真っ黒、ってそれじゃ明らかに『郵便物』じゃねェよなあ…何か作為的なモンを感じるんだが」
普通カラー封筒が使われる事はあっても、真っ黒の封筒なんて縁起でもない物は使われない。
オマケに切手も消印も宛名も無いとなると、明らかに「誰かの手で投函された」物と推測される。
では誰が? 謎は深まる。
駿斗「俺やアイツの知人周りでそんな悪戯する奴に心当たりねェンですよねェ……
何か心当たりねェですか?
この間島に来てた時、誰かに尾けられてたとか、変な事があったとか様子がおかしかったとかは?」
醍「いや、サッパリ。
尾行してる奴もいなかったな」
駿斗「てぇ事は俺も義兄(仮)も知らねェか予測してねェ奴か。
かと言って父親や母親がンな手の込んだ嫌がらせする訳ねェし。
義兄(仮)の写真調達すらしねェと思うね」
醍「そもそも駿斗に調査させてる時点で、
『俺個人』に対しては特に興味も感慨もねェんじゃねえかって思ったりするぜ。
状況考えりゃ内部なんだが、内部になればなる程俺らの知ってる奴にンな真似する奴はいねえ、
と来たモンだ…何だこりゃ」
実にハッキリしない。
駿斗「紗夜に恨みを持ってる奴もいるこたぁいますが。
そいつは二度と紗夜に近づかないようにした筈なンですよねェ。
紗夜の自作自演もありえねェ。迫真の演技過ぎる」
醍「アイツ自身が決定的にヘコんでちゃ意味もねぇしなあ…
つーかやろうとしても確実に俺か駿斗かどっちかにボロ見つかる、か」
駿斗「紗夜はバレねぇ嘘つく程おつむの足りた人間じゃねェですし。
皆目検討つかねェですが犯人放置して紗夜に害がねェとも言えねェ」
醍「…今イラついたってしょうがねえよ、
状況が分かンねぇ以上とりあえずは周りに注意しつつ様子を見るしかねえ」
駿斗「あいつが島に来た日に俺が居れば何か気付いたかもしれねェ。
肝心な所で俺は何の補助にもなってねェ。
それどころか嫌な夢見て凹むようなヘタレですよ。
それが歯がゆくてムカついてしょうがねェンです」
揃いも揃って空回り、不可解で意味不明なカンジが広がってくる。
駿斗「……なんて言ってみた所で、急に弱音吐くなと思うでしょうがね」
醍「何言ってやがる、弱音なんてモンはたまには吐き出しておかねェと身体に悪りィんだよ。
…気持ちが分からんでもねェしな」
駿斗「俺に甘い応対しても良いことありませンぜ。
義兄(仮)が言うンなら遠慮なくついでに夢の話も吐いときますが」
醍「フツーの事言ってるまでだぜ、特に理由なんざ無ぇから安心しとけ」
駿斗の方から弱音を吐くのは珍しい、とは思ったがそれはそれ。
何かしらの方法で解消しておかないと身が持つものじゃない、人間そんなに強くねェし。
ドカッと床に腰を下ろし、話を聞こうか という姿勢になる。
駿斗「甘いですねェアンタ」
その行動を見て、駿斗はまた一つ軽く溜息をつく。
駿斗「今朝方見た夢なンですが……」
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
?「いっちにー、さーんしーっ」
場所の分からないどこかの世界のどこかの森の中、その中の少し開けた地点。
赤い髪と赤い瞳をした少女が朝もやの中、朝の体操をしていた。
ヒュッ…
軽く構えて、短距離を一気に駆ける。
ヒュッ…
ヒュッ…
ヒュッ… ザシャッ!
目で追い掛けるのがやっとの速度を落とす事無く切り返し、折り返し、右往左往。
そしてスピードをそのままバネにして跳躍。
空中で腕を、脚を、体勢を、体躯全体を躍動させて放物線の法則を捻じ曲げた飛距離を出し着地する。
?「はあ、はあ… ふうっ!」
その後方、野営地の辺りから黒目の茶色をした髪の少女が身を出した。
?「”フェティ”ちゃんおはよーっ」
フェティ「あ、”みあん”ちゃんおはよっ!」
みあん「もげらヽ(´▽`)ノ」
フェティ「もげらヽ(´▽`)ノ」
フェティとみあん、かつて島と呼ばれた所で冒険をしていた二人は今も共に冒険をしていた。
詳しい説明は省く、問合せは関係者まで。
み「朝ご飯何にする?」
フェ「んっとね、お肉とたまごっ」
み「もー、それは昨日も食べたじゃない。 お野菜もちゃんと食べないとダメだよ」
フェ「へへへー、それじゃお野菜もたくさんっ」
み「じゃあ少し時間掛かるけどスープ作ってみよっか、温かいよー」
フェ「わーい♪」
み「~~♪」
フェティはご飯にワクワクしながら、背を向けて水辺で顔の汗を洗い流す。
冷えた水が心地良い。
後の方では鍋をお玉でくるくると回す音が聞こえてくる。
その音をBGMにタオルで顔を拭く。
冒険者としてごく有り触れた日常の姿。
み「フェティちゃん、お茶入ってるからねー」
フェ「はーいっ♪」
いつの間にかお湯が沸くだけの時間が経っていたらしい。
お茶の匂いが鼻元まで漂ってきたところで声を掛けられる。
その声に反応する様に振り向くと―――
カラン……
支えを無くしたお玉が鍋の縁を滑っていく。
鍋は火に掛けられたまま。
お茶は入れられた直後で湯気が立ち上っている。
全てが日常通り時間が動いている状態。
しかし、「みあん」の姿だけが忽然と消えていた。
見間違えた?
――違う。
何かに襲われた?
――違う。
何処かに隠れている?
――違う!
理由や原因は分からないが、少女の心が「いなくなった」確信だけハッキリと感じ取っていた。
全ての痕跡を日常そのままに残し、ただ「みあん」という少女の存在だけが消えた。
それは今から八、九年程前の話。
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